主に自動車業界で使われている運行管理系システムの開発・運用・保守を担当しています。各車両が走った道路や時間を記録・データ化して、安全性や効率性を高める走行へと活かす仕組みです。今期から初めてプロジェクトリーダーを務めることになり、見積もりやスケジュール作成などの業務が増えましたし、チーム内やお客様に対しての責任も重くなりました。と同時に、こうした新たな挑戦の達成から得られる“新たなやりがい”に元気づけられる毎日です。
プロジェクトリーダーになって実感しているのは、マネジメントには「こうすればいい」という正解がないということ。では、どうすればいいか?自分なりに見つけた答えは、相手(チームメンバーやお客様など)の状況や視点を踏まえて適宜判断すること。メンバーの経験値や力量、性格によって仕事の進め方は変えるべきですし、開発中は進めているシステムがお客様の求めておられるものに近づいているかどうかを常に見極めるようにしています。
プロジェクトリーダーになって、自分を変えたいと思いましたし、実際に変わったと思います。特に入社前は、自分に自信もなく、人に対して発信する積極性も希薄でした。会社の雰囲気が良かったからでしょうか、業務を通して発言することに抵抗がなくなり、プロジェクトリーダーになってからは、さらに積極的にメンバーに話しかけるようになりました。というのも、メンバーからの多くの意見が仕事の質を高めるからです。意見を聞くためには、こちらから声をかけるのがいちばんです。
これは「業界あるある」ですが、開発業務の終了近くになると、お客様からの要望が集中的に増えて、大忙しになります。ある程度、システムの最終形が見えてくると「あれも、これも」と要望が出てくるのは当然です。乗り越え方は、こんなときこそ冷静に優先順位を決めて課題を一つひとつクリアしていくこと。いちばん重要な課題はエンドユーザーの使い勝手、次はお客様企業ためのもの…といった具合にです。ゴールに向かってチームメンバーの心をひとつにするのがリーダーの仕事です。
私は他人の考え方を知るのが好きです。仕事を通して、同僚やお客様の言葉から新しい気づきを得られたケースがいくつもありました。会社というのは、いろんな個性や強みをもった集団になれば、みんなで成長できる切磋琢磨の場に進化します。そういう意味でも、入社時にITの知識・経験を問わず、広く門戸を開いている当社は、みなさんの可能性を引き出してくれる会社になるはずです。
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