大手製造業の複数の基幹システムをつなぐデータ連携システムの開発リーダーとして現場の最前線に立ちながら、一方で新たにITソリューション部のグループマネージャーとして予算達成に向けた組織運営を担う立場になりました。最初に辞令を受けたときは、不安でいっぱいでしたが、やってみて本当によかったと思っています。20数名のメンバーを率いるグループマネージャーとしての重責を実感しながらも、会社への業績貢献を直接的に感じることができるポジションにやりがいを感じています。
プロジェクトリーダーとして心がけているのは、メンバーの成長を念頭においた業務の割り当てです。ステップアップには難易度の高い仕事への挑戦が欠かせません。全体の業務に支障をきたさず、しかもメンバー個々が成長できるような業務の割り当てのためには、常にその時点での一人ひとりの力量と成長度を把握しておくことが前提になります。期待をこめて仕事を任せた若手メンバーが次のリーダーへと育っていくことはなによりの喜びです。
グループマネージャーになって、関わる人たちの人数や関係性などからマネジメントの難易度が急激に上がり、精神的にも体力的にも大変な時期はありました。以前なら、プロジェクトメンバーやお客様企業の担当者といった限られた人たちとのコミュニケーションで、たいがいのことはなんとかなっていたのですが…。心に決めたのは「一人で抱え込まない」こと。頼れる上司になんでも相談したり、部下とは協業の意識を高めることで、正面突破で乗り越えることができました。
現在、私が関わるプロジェクトチームはリモートワークが中心です。システム開発の仕事は、チーム単位での業務になるので、オンラインといえどもコミュニケーションが重要になるのは言うまでもありません。メンバー全員で行うミーティングだけでなく、必要に応じてメンバー同士が連絡を取り合えるよう、仕組みだけでなく雰囲気もつくるようにしています。会社全体に目を向けると、年々、若手社員が増えており、社内がどんどん活気づいてきているように思います。
私は社内の野球同好会に所属しています。所属メンバーは、組織も役職も年齢もバラバラ。新入社員から50歳代のベテランまで、定期的に集まってはスポーツを楽しみながら親交を温めています。仲間同士の和気あいあいとした雰囲気は、退職した元社員も顔を出すくらい。私は新入社員のときからずっと参加しています。この同好会のおかげで、広く社内に知り合いができましたし、多くの先輩たちからかわいがっていただきました。
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